三重県の土地探しと気候風土

風光明媚な三重県の南部で一戸建てを新築して暮らしたいときは、地域に密着して長く営業している工務店に相談すると良いでしょう。
不動産会社は売買物件を豊富に取り揃えていますが、地主の中には不動産会社との取引を敬遠する人もいます。不動産会社を通さずに土地の売買をするうえで重要な役割を担っているのが、地域で営業している工務店です。
先代から次の代へ、親から子へと、工務店と地主との信頼関係が継続しているのも三重県南部の特徴です。
三重県産の木材を使用した注文住宅の工務店は、集成材を使用した施工の多い工務店よりも地域ネットワークが緊密です。林業業者や配送業者とも連携しているからです。

三重県南部の気候風土を体感しているのは、第一次産業に従事している人たちです。農業、漁業、林業で働く人たちは、一年を通じて地域の気候風土を熟知しています。林業に従事していると、気候風土が木にも影響しているのを熟知しています。
地産地消は食べ物だけではなく、住宅の建材にも当てはまるのが三重県のメリットです。地域で生産されて、育まれた木材は、地域の気候風土に最適な耐久性を備えています。長持ちするのはもちろんのこと、地域に生息している害虫が寄り付きにくい効果も発揮されます。

国産の天然無垢材の特徴のひとつが、害虫忌避効果です。ヒノキやヒバの香りには、害虫が嫌がる香りの成分が含まれていますが、人間やペットにとっては爽やかな森林浴の香りに感じられます。
三重県産の木材は、木の香り成分を保持したまま住宅用の建材として整えられるので、注文住宅の新築用として最適です。

林業のネットワークを活かせば、土地探しも選択肢が広がります。地域のネットワークは、お互いに信頼関係で結ばれていますので、仲介会社が存在しなくても信用で取引できるのがメリットです。
地主から土地を直接に購入できるシステムですから、仲介手数料の金額分は節約効果になります。
行政機関が無料配布しているハザードマップがありますが、ハザードマップには掲載されていなくても地域で昔から語り継がれている自然災害もあります。林業従事者と注文住宅の工務店が連携して住まい作りを進めれば、土地と周辺で、どのような歴史があったのかを説明してもらえます。ハザードマップで指摘されていなくても、林業従事者や工務店が危険と判断するような土地は、無理に選ばないほうが良いでしょう。
工務店が注文住宅を建築してくれる土地は、基本的に安全性の高い土地です。土地の気候風土に合う内装をしてもらえます。とくに湿気対策は自然素材を活用し、健康にも良いです。